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英文法の基本の基本

語学ですから文法は必須です。語学入門は単語の読み方と同時に、文法を学んでいきます。文法はつまらなそうに見えるかも知れません。また文法だけを覚えたからといって、英語が出来るようになる訳ではありません。「文法に拘るから英会話が出来ないのだ」という声はだいぶ以前から耳にして来ましたが、語学を学ぶ上で文法は<いつか、どこかで>必ず必要になります。I walk every morning.

この文を理解するためには、まず動詞の形を見て現在形だと分かっただけでは文の意味を真に理解したことにはなりません。この文は今していることを述べている訳ではありません。英語の現在形は日常の習慣・科学的な真理を述べるときに使います。ですからこの文で言っていることは「私は習慣的に毎日散歩をしている」という意味になります。

 文法を暗記する必要はありません。少しずつ理解しながら、同時進行で単語暗記、読解、作文、リスニングをやっていく中で文法は頭の中に沁み込んでいきます。今度は逆に文法の知識から読解、作文、リスニングなどが理解できるようになります。語学入門の第一歩は

文法理解であることは確かです。

文の要素と文型を理解するところから始めましょう。

イメージとしては以下のようになります。

 

             5文型

              ↑

            文の4要素

              ↑

              単語       ( 英文を構成する最小単位である英単語は100万語以上あると言われていて、

                   今も日々増えています。)

 

単語には品詞と呼ばれるものが付いています。品詞とは単語の機能(=文中での役割)ごとに分類したもので、8種類あります。

名詞が一番分かりやすいので、先ずは名詞を覚えて、次に名詞との比較で他の品詞を徐々に理解していきましょう。

下の表1は品詞をまとめたものです。

 

 

表1 8品詞

 品詞           意味・用法                 品詞例     例文(太字が当該品詞)
 名詞

ヒト・モノ・コトなどの名前を表す語

 

book, student, water, Japan, John など  Mary is a student.
代名詞 ヒト・モノ・コトを表す名詞の代わりになる語 I, you, we, she, he, it, they, this, that など  I like her because she is kind.
形容詞

ヒト・モノ・コトなどの形・性質・状態・数量

などを表す語

cold, good, bad, happy, red, some など She has beautiful blue eyes.
 副詞  動詞・形容詞・同じ仲間の副詞を修飾する語  very, always, often, slowly, there など She always goes to a party very early.
 動詞  ヒト・モノ・コトなどの状態(be動詞)や動きを表す語  be, have, like, study, walk, stay, go など

That is great! 

like listening to music.

前置詞 名詞や代名詞の前に置かれ、場所・時などを表す語  of, for, on, in, at, with, from, to など   Call me at the office in the morning.
接続詞

語と語、句と句、*節と節を結びつける語

 

 and, but, or, because, when, that, if など Paris is a famous tourist site because it has many attractions. 
間投詞 喜び、悲しみ、驚き、怒りなどの強い感情を表す語 Oh! , Ouch! , Whoops! , Shit! など Oh my God!  I made a big mistake.

                            *節 → <S+V>構造を持つが、それだけで独立してはいなくて、

                                文の一部を構成しているもの。

品詞が不明な場合はその単語を辞書で引けば表示されています。→ 英語勉強法コラム「辞書の使い方」参照

 

文の4要素 + 修飾語/句

主語  S < Subject  文の中心になる語。単語の品詞で言うと名詞、代名詞など。

 

動詞  V < Verb    主語の状態、動作を表す語。品詞で言うと動詞。

 

目的語 O < Object  動詞の動作の対象となる語。I love music.  ここでは大好きだという気持ちが向かう先=対象の事で、musicが

           目的語になる。品詞で言うと名詞、代名詞など。あるいは  I apreciated the Banksy's wall painting.

                         ここではバンクシーの壁画が視線を受け止める対象=目的語になります。品詞で言うと名詞、代名詞など。

 

補語 C < Complement    意味の曖昧な動詞の意味を補って文の意味を完結させる。例えば、be 動詞の意味とwalk の意味を比べてみてください。「歩く」は意味がはっきりしているけれど、be は「〜である」という意味です。すると次のような文では意味が分かりません。「私は ... である」そこでここに a student という言葉を加えて I am a student. とすれば、文の意味がはっきりします。この時の student を曖昧な意味の動詞を補う語すなわち補語と言います。補語になる品詞は名詞、代名詞、形容詞です。

 

ここまでなんとなくでも分かれば、まとめとして下の表2を見てください。

表2

 

 品詞   名詞        動詞       形容詞     副詞  
4要素

 

 

     
主語 S    ◯          ×    ×     ×
動詞 V

     ×

     ◯     ×   ×
目的語O   ◯    ×      ×     ×
 補語 C     ◯    ×    ◯     ×
 +修飾語 M     ×      ×      ◯    ◯

表2の見方は、例えば 主語になる品詞は名詞(+代名詞)で、The weather is fine.  weather は名詞。しかし  Beautiful is only skin deep.  で主語は形容詞なので、表を参照すると形容詞は主語になれません×。従って、Beautiful の名詞形 Beauty を使って

Beauty is only skin deep. ( 諺: 美人も皮一重 。見た目より心が大事)ならば◯です。

修飾語になるのは上の表からすると、形容詞と副詞、前置詞+名詞・代名詞の句(2語以上のもの)です。

表2を参考に簡単な覚え方としては、副詞 及び 前置詞がついた語 は<文の要素>とはなりません。

例えば、He put the pen on on the desk.  He は主語、put が動詞、pen が目的語ですが、desk には前置詞 on が付いているので、文の要素にはなりません。3語でワンセットと考えて、修飾句です。

 

5文型

以上品詞と文の4要素の組み合わせから、5つの文型が出来上がります。文型は建築で言えば、壁や窓のような謂わば飾り=修飾を取った家の土台と柱と梁です。どんなに難解な英語の文や長文でも、飾り=修飾語/句 を取り去れば、この5文型でできていることが分かります。

 

第1文型 S + V

           I run.       People talk.       He jogs in the Central Park every morning.  

                               これらの文は全て主語と動詞だけで出来ています。in the Central Park には前置詞が付いているので修飾句、

           every morning は副詞句です。→ 表2 参照  この文型の動詞は目的語を取らないので、自動詞と言いま

          す。

 

第2文型 S + V + C

       He is a student.     You look great.      I feel fine.      Jane became a doctor.

 

                       これらの文の動詞の意味は曖昧なために、補語を足して、文意を完結させています。

          この文型に属す代表的な動詞には be 動詞 , become, get, feel, look などがあります。この文型の動詞は目的

          語を取らないので自動詞です。

 

第3文型 S + V + O  

           I like music.       This tree bears fruit.        We play soccer at the stadium.    I could use a glass of water. (お水を

   いただけますか?)   

         これらの文の動詞は目的語を取らないと意味が完結しないので、他動詞と言います。英語で一番使われる文型はこの第3文型で

         す。

 

第4文型 S + V + IO + DO

          I sent her flowers.        My mother made me this beautiful dress.       He told me the truth.

 

         この文型の動詞は目的語を取るので他動詞ですが、第3文型と違うのは目的語を2つ取る点です。最初に来る目的語は間接目的

   語、後ろに来る目的語は直接目的語と言います。IO はヒト、DO はモノ・コトです。英語は語順がうるさいので、語順を入れ替

   えないように注意します。例えば、日本語は語順が緩やかなので、「私は彼女に花を贈った。」とも「私は花を彼女に送った。」

   ともどちらでも言えますが、英語は I sent flowers her.  は × です。どうしてもこの語順を取りたければ、I sent flowers to her.

     のように前置詞を使えば OK です。この時点で、この文は第3文型になります。(上記本文4行目参照) この文型に属す代表的

   な動詞は teach, send, give, ask, tell, sell, buy, show make などです。

 

第5文型 S + V + O + C

    They made me happy.       He named his dog Pochi.        I found the movie interesting.     I left the door open.

 

            この文型の動詞は目的語を取るので他動詞です。この文型で初めて文の4つの要素を全部使います。この文型に属す主な動詞は(

    make ( 〜を作るという意味ではありません。O を〜 ( C )にする という意味の動詞です。), call, find, name, keep, leave

    などです。

 

英語の文は必ずこの5文型のどれかを使ったものです。ここまで長い説明になりましたが、読んでくださった方はざっくりでいいので、イメージを描いてみてください。先ずは表1と表2を理解して下さい。そして文法で分からなくなったら、このブログに繰り返し立ち戻って下さい。文法の第一歩はここが全てです。ここを理解できれば、あとはずっと分かりやすくなるはずです。